【立山登山(雄山)】活動日記vol.1 あの生き物と見つめ合った!諦める勇気と登山途中で出会った小動物

        

今年の紅葉もまだまだ先になりそうな予感がする今日この頃ですが、山はそろそろ冬支度ですね。

そこで、下界より先に紅葉が楽しめる秋の登山へ出かけることにしました!

雪が降りだす前のわずかな時期ですが、美しい紅葉した絶景を求めて立山室堂平から雄山を目指します!

下山途中には、白いオコジョに出逢い、見つめ合う瞬間が(*´ー`*)

今回の旅も、オヤツはバッチリ(//∇//)

「ザックの重さ=オヤツの重さ」かと思うほど詰め込みました(笑)

目次

いざ、しゅっぱーつ!

自宅を出発したのが午前2時半。

サービスエリアでの朝焼け

途中、休憩などをしながら立山駅の駐車場に到着したのが午前7時半ごろでした。

事前の情報でわかってはいたことですが、その時間で駅近くの駐車場はどこも満車に近く……。

なんとかギリギリで車を停めることができました!

立山駅に到着!

最寄りの無料駐車場から歩いてすぐのところに、立山駅があります。

           かなり密な立山駅

立山黒部アルペンルートきっぷを事前に予約していたのですんなり行けましたが、当日買うとなると希望通りの時間に乗車できるか不安に思うくらいの人混みです。

行かれる方は、webでの事前予約をオススメします♪( ´θ`)

   

10分おきくらいで出発するケーブルカーは、立山駅から美女平までの1.3kmを約7分ほどで運行します。

ケーブルカーの外装は立山で見られる可愛らしい動物や植物の絵が描かれた、とてもカワイイものでした!

   

    

朝の満員電車のような状態で7分間のケーブルカー乗車が終わると、次は立山高原バスです。

  

                ケーブルカーを降りて室堂行きのバス待ち

観光バスが次々に乗客を乗せて、美女平から室堂まで運行しています。

その間およそ50分。

左右の車窓から立山の美しい山並みを眺めながら走ります。

ときより絶景ポイントで停車してくれたり、サービスも満点♪

室堂平に到着

賑わいの室堂
                         本日の山情報はちゃんとチェック!

バスを降りて入山届を提出したら、いよいよスタートです!

バスを降りた瞬間は、少しヒヤッっとした空気を感じましたが、日差しもありそれほど寒くはありませんでした。

ここでまさかのハプニングが!

先ほど乗っていた高原バスにカメラを置き忘れてきたことに気付いたのでした(笑)

皆さんも、バスやケーブルカーから降りる際には、身の回りの携帯品はきちんと確認しましょうね( ̄∇ ̄)

無事にカメラも見つかり、気を取り直して登山開始です!

足攣り(つり)予防対策!

日頃はデスクワークで足の筋肉に自信がないワタシは、足が攣ることが予想されるため、予防的な措置としてマグネシウムをとることにしています。

普段、足が疲れるとすぐに指の辺りやふくらはぎが攣るのですが、登山中は一度も足が攣ることがありません( ´∀`)

このマグネシウムがワタシには合っているのかもしれませんね♪

今回はスッキリしたマスカット味!

登山開始!

             歩きやすいように綺麗に整備された登山道

室堂の駅を出て、すっかり秋色の山並みを見ながら綺麗に整備された登山道を歩いて行きます。

                                   室堂から見える風景

体力もMAXなので、トレッキングポールはまだ使わずに頑張りました♪( ´θ`)

徐々に傾斜もキツくなり出し、足元も不安定になり始める

30分ほど歩くと、徐々に傾斜が急になってきて息が切れ出しました(笑)

標高は2500mを超えたあたりでしたが、足元の凸凹も大きくなっていて不安定。

ここで相棒の登場です!

                         今回も登場!トレッキングポール

トレッキングポールは体のバランスを取りやすくしてくれ、リズム良く歩けるアイテムですね♪

前回の大台ヶ原でも大活躍だったポールは、今回も素晴らしい活躍ぶりでした!

                             登山のお供はやっぱりラムネ

エネルギー切れになる前に、ブドウ糖の補給♪

傾斜がキツくなってくる辺りから、登山道の端に木材で作られたベンチが置いてあり、とっても助かりました。

ベンチに座り息をととのえながら景色を楽しみます♪

他にもたくさんの登山者が、それぞれ自分のペースで歩いています。

高齢者や小学校低学年くらいの登山者もいて、『登山』には年齢は関係ないんだなぁと感じました。

                                    祓堂(はらいどう)

こちらは「一ノ越(いちのこし)」の手前にある祓堂。

昔の立山信仰で下界と神域の境界とされていた場所だそうです。

手をあわせお参りを済ませると、再び出発です!

ここから先は、これまでの道のりの中でも急勾配な印象で、数メートル歩くと息切れが💦

見えているのになかなか着かない一ノ越を目指して、ひたすら歩きます!

一ノ越に到着

                    たくさんの登山者が身体を休めていました

やっと到着!

雄山山頂の手前にある一ノ越です。

9時50分に室堂を出発して、11時に一ノ越に到着しました。

少し早いですが、ここでランチタイム♪( ´θ`)ノ

                            熱湯3分でめっちゃ美味しい♪
疲れたカラダに味噌がしみわたる

登山にはフリーズドライフードを持って行きます。

今回は、熱湯3分であら不思議!デミグラスソースのきのこパスタと、ほどよい塩分が嬉しい豚汁の2品。

パスタの商品には、スプーンも付属しているのでとっても便利ですよ♪

そして豚汁。少しひんやりした空気の中で、疲れた身体に味噌が染み渡っていくのを感じました〜

  

ちょっとゆっくりランチタイムを楽しんだあとは……。

                   これから登る登山道を眺め呆然とする……

山頂へのチャレンジが待っています!

そこから急に登山道の様相が激変しているんです(@_@)

これまでとは全く違う登山道に驚きを隠せないまま、一歩一歩集中して進みます。

少し強めの風と足場の悪さで、急激に体力が削られるのを感じました(>_<)

ゆっくりしか進めないワタシは、しばしば脇に避けて後ろの人に先に行ってもらっていましたが、その中には小学生くらいの子供の姿もあり、何だか勇気をもらいました(笑)

                標高2813mから見た風景(下に一ノ越山荘)

休憩の回数も増え、時間と体力に限界がやってきてしまいました( ;∀;)

100mほど登るのに1時間ほどの時間がかかってしまっていて、あと200m先の山頂に行くことが厳しくなっていたのです。

   

登山前、冗談のように話していた「諦める勇気」が本当に必要になりました。

高原バスの最終時間に間に合わなければ、一大事です!

だからと言って、無理をして急ぐと思わぬ怪我をしてしまう可能性も。

「ここまで来たのに……」という想いは大きかったですが、勇気をふりしぼって登頂を諦めることにしました。

「もっとトレーニングをして、次こそは登頂するぞ!」と心に決めて下山します。

実は、登るより下りる方が大変!

足場の不安定な石だらけの斜面を注意深く進みます。

途中、1回尻もちをついてしまいました( ;∀;)

下山していると、雲が出始めました。

余力を残して下山してきたので、足の疲れもさほど感じずスムーズに下りてこられました。

そのときです!

目の前をものすごいスピードで駆け抜けるものがあり、足を止めました。

それは私の前を横切り、登山道の脇でじっととまってこちらを見ています。

  

参考:オコジョ

真っ黒でまん丸の大きな目が特徴的で、想像していたよりも小さな動物でしたよ♪

驚いてお互い動けず、10秒ほど見つめ合ったのですが、先に動いたのはオコジョの方でした(笑)

狩をしていたらしく、獲物をくわえるとぴょんぴょん跳ねるように走って岩陰に隠れてしまいました。

その走る様子が、私にはディズニーのアニメーションのように見えました( ̄∇ ̄)

室堂から美女平へ

感動的なオコジョとの対面でテンションも爆上がりし、その後も順調に下山してきた私は無事時間内に室堂に到着しました。

そこには美女平へ向かう高原バスに乗るための列ができ始めていましたが、あまり待たずに15時にはバスに乗ることができました。

50分間のバスの旅はほぼ夢の中……。

16時過ぎにはケーブルカーで立山駅におり立ちました!

おわりに

今回の立山登山は、大きなアクシデントもなくとても順調で楽しいものでした(*´꒳`*)

予想外だったのが、一ノ越から雄山山頂までのルートが険しかったことです。

下山中、急に雲がどんどん出てきて、室堂についた14時半ごろには辺りは雲で真っ白。

少し雨を感じるくらいでした。

無理をして登頂を試みていたら……と思うと、ゾッとします。

「諦める勇気」に感謝ですね♪( ´▽`)

次回のリベンジが楽しみです!